種籾の選別を塩水で行うゲンのいい日は?時期と発芽まで累計温度は?

種籾の選別を、塩水で行ったのですが、我が家ではゲン担ぎで、行う日は毎年決まっています。
その時期と、水につけておく発芽までの累計温度と、状況を写真で紹介します。
米は宮城の「うまさにいちず」・「ひとめぼれ」です。
ここは、生活排水の全く入らない、川の源流(湧き水)で作る、世界で一番安全な米です。(というふれこみで・・)
Contents
種籾の塩水選別を行う時期は?ゲン担ぎの日はいつだ?
正に今です。
今日は3月6日です。
毎年3月10日前です。
理由は、種籾を選別して、水につけておくのですが、種籾の芽出し時期までの、累計温度があるために、それから逆算しているんだな。
ですが、すべては田植えの時期からの逆算になります。
もう何十年も、私はこれを行っているのですが、何せ、会社勤務が忙しかったために、ほぼお袋さんの仕事。
今年87歳になります。(昭和8年生まれ・・年齢合ってるかな?)
私は労働力の提供のみです。
ソフト面は、やはり、年の功なんだな~~
今年も
「おらもうとすだから、おめだづでやるんだな」
(私はもう年だから、もう君らでやれ!)
と言っておいて、今朝は7時に朝ご飯を食べて、8時前には大好きな朝ドラも見ないで、外で準備に余念がありません。
すでに6時半には、塩水ができていたんだそうな・
我が家のゲン担ぎの日はいつだ?
今日から、この塩水選別した日が、今年の農業のコメ作りの開始日になります。
したがって、初めの取り付けの日はとても大事・・
我が家のこの日は、毎年決まっています。
「大安日」
になります。
この地域の方は、どこでもゲン担ぎの日を定めてるように思います。
- 1:一粒万倍日
2:先勝
3:大安日
が主な日になるようです。
それぞれの信仰心のように私は感じますし、性格出てるな~~っても思います(笑
種籾の芽出しを行う日までの水につけておく累計温度は何度?
上に書いたように、種籾を塩水で洗浄する日は、種籾の芽だしをする日から逆算します。
逆算になる目安が、塩水選別してから水につけておく、累計温度によります。
塩水選別した後に、水につけておくのは、今種籾は眠っているので、その眠気から起こす事なんだな。
そのためにはゆっくりとした、温度でじっくりと熟成する感じでしょうか。
水に漬けておく累計温度は何度?
ズバリ「120度」です。
しかしながら、ここではなかなか、そこまではいかないのは実際です。
120度と言うのは、理想温度ですね。
JAの指導も「120度」です。
そこに達した時点で、芽だしをおこないます。
その時の状況は、またその時に写真で紹介します。
種籾選別の塩水の濃度は?
さて塩水の濃度が問題ですね。
目安ですが、写真のように水に塩を入れて、卵は縦に浮く状況が目安になります。
もちろんその前に、大方の目安の水10Lに対して塩が2kgグラムと言う目安のでとりあえず作ります。
その後の卵を入れて、まぁ確認と言う事ですね。
我が家では、ちょっと濃いめに作って、多少選別したものが多く出ても、種籾は余分に買ってありますから、大丈夫です。
ここも、我がおふくろさんのこだわりですね。
種籾選別の作業内容の状況写真!こういう風に行います!
最初種籾は、こういう風につるしておきます。
なんで?
実は、床に置いておくとスズメが来て、突いて、ついでにからでも来て袋を破って、食べられてしまうから。
さて後は状況写真です。
写真のように、まだ雪があります。
毎年今の時期はまだ雪があるんですね。
塩水選別の、道具を並べてる写真
こうしてざるに入れて洗浄します。
このようにして種もみを塩水につけて、浮いただめな種もみをすくい取ります。
こんな感じですね。
塩水選別した後に、塩水を水につけて洗い流します。
そのあとで、写真のようにまた袋に種もみを戻します。
袋に戻した種籾は、今度はおけに並べて、水に漬けて置きます。
状況写真は次に移ります。
塩水選別後の養生の写真!
このような感じで、オケに袋に入れた種籾を並べます。
こちらは、ちょっと大きな桶です。
もっと写真のように水を満杯に張ります。
(翌日の朝の写真ですが寒かったので氷が張りました)
こうしておいて、毎日朝に温度を測ります。
その累計温度は120度になるまで付けておくんです。
が、寒いですから、なかなか120度にはならないです。
水の温度は4度だとしても30日かかりますから。
種籾の不良品と片付けの状況写真!
塩水選別で、掬った不良品の種籾は、また水で洗浄して、鶏の餌になります。
大好きで食べるんだな。
おふくろさん曰く、塩水でいちどつけてあるので、しょっぱいものは食べないんだそうな。
さすが鶏も正直です。
これらの道具は、また来年使います。
毎年の今の時期に思うこと!
毎年思うことですが、この種籾の塩水選別を行うと、今年も「ひとめぼれ」の耕作の時期が来たなぁと実感するんですね。
いよいよ今年の、米作りのスタートになるわけです。
「また今年も始まったなぁ」
と、実感するんだな。
今年はどんな年になるでしょうか?
稲作に最適な、お盆の時期に、好天が続くとほぼ大作大作になります豊作になります。
地域によって異なりますが、ここでは8月1日からの原稿は、取れ高に絶対の左右です。
なぜなら、その時期に穂が出るから。
出穂期の天候は極めて重要です。
さて今年も、期待しましょう!
*追記
つけてる樽の水は、三日に一回の頻度で、交換していきます。
この記事へのコメントはありません。